大いなる撃沈

昨夜、うちのアルバイトのスーパー女子高生の友達２人が来店した。

２人とも可愛い子だ。

働いている友達を写真に撮ろうと２人して店内で携帯を構えていた。

キャー、キャー、ワイ、ワイ、楽しそうだ。

当然、店主としては、その輪の中に入らなきゃいけないというサービス精神が沸き起こった。

しかし、そこで事件は起きた・・・

楽しそうに携帯を撮る２人の女子高生に向かい私は禁断の一言を言ってしまった。

女子高生３人が凍りつくあの一言を。。。

「俺は撮らなくていいの？」

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この一言を言った途端、友達２人は超スーパーウルトラドン引き・・・

その場のキャー、キャー、ワイ、ワイの楽しい雰囲気が一気に葬儀場に変わった。

愛想笑いの一つもない・・・

私は思い出した。

先輩の結婚式のスピーチでウケ狙いで言った一言がまったくウケず、

客席ドン引きのドツボに嵌まっていった苦い思い出を・・・

やっちまった・・・・

同じだ、あの結婚式と同じだ。

早くこのドツボから抜け出さなくてはならない！

しかし、更に私は動揺していたことも後押しして、禁断の死語を口にしてしまった。

「およびでない」

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なんだ？俺なに言ってんだ？

およびでないって誰のギャグだっけ？なんで、こんな時に「およびでない」なんて言ってんだ？

あーもう駄目だ・・・やっちまった・・・

しかし、ひょっとして笑っているかも？という淡い期待を込めて女子高生の顔を見上げた。

あ～～～～～～～～、

さっきより冷た～～～～い顔してこっち見てる！！！

あ～、いけないんだ、いけないんだ～、店主にそんな顔しちゃいけないんだ～～～。

この期に及んでそんな言葉を言えるはずもなく・・・

私は、ザリガニのようにバックして退散・・・


久々の撃沈を味わうも、「こんな気分懐かしいなぁ」と昔を思い出した。


私の辞書に「反省」の２文字はない。


以上


千葉餃子　ボンズ

店主

関　和孝