ブラタイ

昨日は、開店前に少年野球ブラタイの練習試合を観に行った。

結果は５対７。

公式戦を午後に控えているエース温存の中の惜敗だった。

観戦中、私はふと自分で息をしていないことに気付く。

たぶん、野球、バスケ、サッカー、空手等々のスポーツをやらせている親なら経験が

あると思う。

息を止めて試合を見つめた経験を。

昨日のブラタイの試合はそれぐらい緊迫した試合だった。

最終回の５回裏、ブラタイの攻撃。

点差は２点。

ワンアウト満塁。

バッターは息子の孝太郎。

ここで一発外野にでもヒットでも飛ばせば同点に出来る。

誰もがそう思っていた。

しかし、孝太郎は高めのボール球を３回空振りして三振。

自分の息子ながらに、ムカついた。

ベンチに帰ってきた息子に私は言った。

「あんな高め振ってんじゃねーよ！」

息子は悔しそうに下を向いて泣いていた。

試合中に泣いてんじゃねーよ！と言おうと思ったが止めといた。

昨夜、ブラタイ監督、コーチ陣が来店した。

私はムカつきが収まっておらず、監督に言った。

「なんであんなボール球振っちゃうんですかね！」　と。

すると監督は以外な言葉を口にした。

「あれでいいんですよ、あの場面で見逃し三振するような奴は上手くならないです」　と。

私は言った。

あれから家に帰って、あんな球振りやがってと言ったらまた、泣いてましたと。

すると監督は言った。

「大丈夫ですよ、あいつはそんなに弱くない。また高め振りますよ、だって打ちたいんだから」　と。

監督曰く、打ち気が強い奴ほど高めを振るということらしい。

確かに息子は打ち気だけは、人の５倍ある。

私は、ふと思った。

少し前までは、「見逃し三振だけはするな、三振するなら思いっきり振って来い！」と、

言っていた自分が、なんであんな高め振ってんだ！に変わっている。

来年はプロ野球選手になれと言っていないことを願う。

野球心理論を少し勉強した一日でした。

もちろん、自分の息子がいるチームだからということは、否定はしないが、

日々の平凡な毎日に、こんな素晴らしいアクセントを与えてくれるブラタイに感謝です。

頑張れブラタイ！


今日は一日雨の日曜日になりそうですが、皆さん充実した一日をお過ごしください。

では、また明日！


千葉餃子　ボンズ

店主

関　和孝