ボコボコと危険球

昨夜、長谷川が来た。

高校時代の後輩であり、居酒屋アルバイト時代の後輩でもある。

高校時代からバンドを組んでいて当時人気絶頂のＢＯＯＷＹのコピーバンドのボーカルを

していて、尚且つ端整な顔立ちだったので、私の次にモテていたのを良く覚えている。

この長谷川は、どうしようもない悪でしょっちゅう喧嘩していた。

あげくの果てに彼は喧嘩で高校退学になった。

僕はこういう悪い人とは、友達になりたくないのだが、

何の縁だか友達になってしまった・・・。

それから、結構、２人で遊んだり大勢で飲み行ったり、長谷川の家に行ったりしたな。

毎年、年賀状だけのやりとりをしていて、毎年、飲み行こう、今度会おう、元気か？

など超社交辞令の繰り返しだったのでお店に来てくれたのは本当に嬉しかった。

そんな長谷川は運転手をやっていたが、偉くなって運転手でなく運転手を仕切る側に

回ったと聞いていた。

私は「お前、偉くなったんだろ」　と言うと

彼は言った。「いや～それが、この前、仕事関係の人ボコボコにしちゃいまして・・・」

・・・・

私は言った。

「あのさぁ～お前、もう４０なんだから、ボコボコとかいう言葉はやめなさいよ」

「もう、暴力は駄目だよ、殴ったもん負けだよ」

昔の優等生の私と不良の彼との関係を思い出した。

いつもこうやって私は彼に、悪い事はしてはいけないと説いてきた。

彼はハイハイと聞いていたが、私も自分のお店でボコボコにされたくないので、

そのへんでやめておいた。もう少し、説教が長かったら、きっとボコボコにされていただろう。

危なかった・・・

まぁーでもホントいい奴で、今度飲み行く約束をして別れた。

これが、超社交辞令で終わるのか否かは、神のみぞ知る。

ホント、ありがとね。

あ、かみさん、綺麗だったぞ。


昨日の昼休みにブラタイの練習に参加した。

バントの練習のピッチャーを頼まれたので快諾し、大役を務めた。

その結果、うちの息子の頭にデットボール１回、ハル君にデッドボール３回と

息子に危険球で退場を命じられ、退散・・・

以後、気をつけます・・・

ハル君、ごめん・・・

今日の試合、頑張ってください！



千葉餃子　ボンズ

ノーコン店主

関　和孝